廃棄物の削減と有効利用
北越グループでは、ミニマム・インパクトの考え方のもと、事業活動に伴って発生する廃棄物の削減と有効利用に取組んでいます。
ペーパースラッジの有効利用
紙をつくる際に発生する排水を処理する過程では、ペーパースラッジ(製紙汚泥)が発生します。ペーパースラッジは、バイオマスエネルギーとしてボイラーで燃焼させエネルギーを回収したり、原料として有効利用したりすることができます。
関東工場(市川)と長岡工場では、ペーパースラッジの炭化設備を有しており、製鉄用保温材の製造をおこなっています。この設備では、酸素を遮断しながらペーパースラッジを蒸し焼きにすることで、炭素分を燃焼させずに分解(=炭化)することができます。
ペーパースラッジを燃焼させると灰が発生し廃棄物となりますが、炭化することで廃棄物をゼロにすることができます。
廃プラスチック
排出量の実績と再資源化率
2022年度 | 2021年度 | |
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排出量 | 8,879d/年 | 9,908d/年 |
再資源化率等の数量 | 7,855d/年 | 7,447d/年 |
再資源化率 | 88% | 75% |
プラスチック廃棄物 排出量削減目標
設定年度 | 排出量 | |
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排出量削減目標 | 2030年度 | 8,450d/年 |
再資源化率 | 2030年度 | 93% |
プラスチック廃棄物 排出量削減の取組み
- プラスチック使用製品産業廃棄物等排出の内、古紙由来の廃プラスチックが大多数を占めております。この排出抑制の取組みとして、古紙納入事業者に対して古紙へのプラスチック混入抑制に取組むことを定期的に働きかけます。
- 古紙由来の廃プラスチックは、種類や形状が多岐にわたりマテリアルリサイクルとして利用することが出来ないため、可能な限り効率の良い熱回収を実施します。