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ごあいさつ

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長期ビジョンの達成に向けて中期経営計画を推進します

 当社グループは昨年4月より持続的な成長をめざす長期経営ビジョン「Vision 2030」および「中期経営計画2023」をスタートしております。
 この計画では、SDGsを踏まえて環境対策と企業成長力の調和を見据えた「①環境競争力強化」を中心に、新たな紙需要に対応する「②事業ポートフォリオシフト・海外事業拡充」と「③国内事業強化」、その基盤となる「④ガバナンス経営強化」の4つを推進しています。

高度な環境対応力は強みの源泉2050年までにCO2排出をゼロに

 「①環境競争力強化」は、当社グループの最重点経営課題です。
早くから地球に優しい紙づくりに取り組み、各生産拠点で回収ボイラー、木質バイオマスボイラーおよびメガソーラー発電設備を新設するなど、この25年で約500億円のCO2削減のための設備投資を実施しました。
また、紙製品のライフサイクル全体でのCO2排出量削減にも取り組んでいます。その結果、当社の紙製品は70%のCO2ゼロ・エネルギーで生産しており、グループ競争力の源泉となっています。
 さらに2020年11月にはめざす環境ビジョンを明確にするため、2050年までにCO2排出実質ゼロの実現を目標とする「北越グループ ゼロCO2 2050」を策定しました。この実現に向け、当社グループではバイオマスボイラーの新設や増設、自家発電電力の工場間託送、パルプ製造拠点での重油代替技術と設備導入などの検討を進めています。

事業ポートフォリオシフトを加速させ、積極的に国内外への新規事業を拡大

 以前から取り組んできた「②事業ポートフォリオシフト・海外事業拡充」は、昨今の情勢を鑑みて、さらなる変革を進めていく必要があると考えています。
 海外では、カナダのパルプ事業で売電事業や物流体制の強化など、安定収益を長期的に確保するさまざまな施策を進めています。中国の白板紙事業は、製品価格の上昇や江門星輝造紙で段ボール原紙の開発・販売を開始したことで、過去最高益を更新しました。
さらに、中国とフランスで展開する機能材事業は各国での電子化が進展したことで中期経営計画を上回るペースでの販売が続いています。こうした取り組みによって現在の海外売上高比率は31%となりました。
 また、国内においては家庭紙事業に新規参入し、紙製品の中で唯一需要が伸びているトイレットペーパー、ティシュペーパー、ペーパータオルといった家庭紙製品の生産・販売を開始します。すでに2020年4月から生産を開始している段ボール原紙は幅広い地域で採用され、販売数量を伸ばしています。

国内の新たな紙需要に応えるべく新体制を構築

 紙・パルプ市場は社会の劇的な変化によって新たな局面を迎えています。この状況へ的確に対応するため、グループを挙げて「③国内事業強化」に取り組んでいます。
 その施策の一つとして2021年4月に「洋紙・白板紙事業本部」と「機能材事業本部」の2事業本部体制に変更しました。
今後、洋紙・白板紙事業本部は既存事業として事業の効率化と収益安定化をめざし、機能材事業本部は、新たなマテリアルとして機能紙の事業領域拡大と収益獲得に注力します。
この新体制によって、グループの成長に向けたシナジー効果を最大限に追求していきます。

より一層の経営強化をめざしてリスクマネジメント活動を推進

 最後に、「④ガバナンス経営強化」については、「グループ企業理念」と「グループ行動規範」の実現に向けたコーポレートガバナンスの強化に取り組んでいます。
当期はグループリスクマネジメント基本規程を新設し、経営リスクの洗い出しと取り組み事項の明確化を図りました。チーフ・リスクマネジメント・オフィサーを設置し、労働安全に関するリスクなどに対するリスクマネジメント活動を実施しています。
 こうした取り組みを進めることで、当社グループの企業価値を向上させ、より一層ステークホルダーの皆さまに信頼される企業グループとして、次世代を見据えた進化と成長の実現をめざしてまいります。

北越コーポレーションの選択と集中戦略

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