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長期ビジョンの達成に向けて中期経営計画を推進します

 当社グループは、持続的な成長をめざす長期経営ビジョン「Vision 2030」に基づき、2023年4月より「中期経営計画 2026」をスタートしております。
 この計画では、連結売上高3,300億円をはじめとした数値目標を掲げ、「事業ポートフォリオシフト」、「競争力強化」、「サステナビリティ(ESG)活動推進」の3つの基本方針に従い、企業価値の更なる向上に向けて、事業活動を推進します。

「事業ポートフォリオシフト」

 当社グループは2007年の創業100周年以降、事業ポートフォリオシフトを積極的に推進し、カナダの市販パルプ事業や中国の白板紙事業へ進出するとともに、国内においては段ボール原紙事業を開始しております。
 あわせて当社は、大手家庭紙メーカーである大王製紙株式会社の株式を24.8%保有していますが、これは提携関係の強化及び新たな事業の開拓によるポートフォリオシフトの加速や事業基盤の強化といった当社グループの中長期的な事業戦略上の意義を踏まえ継続保有しているものです。
中計の3年間においては、顧客ニーズを捉えた環境配慮型製品やセルロースナノファイバーの活用による新規商品開発、既存商品の用途拡大等による高付加価値商品への注力を進めるとともにM&Aによる新規事業への進出など、将来の中核となる新たな事業を開拓することにより、事業ポートフォリオシフトを推進し、更なる成長を目指します。

 「競争力強化」

 当社グループは「コスト」「環境」「安全」に係る競争力をさらに強化し、安全かつ安定的な生産体制を追求するとともに業界トップクラスの環境競争力のさらなる向上を目指します。

 「コスト競争力の強化」
 新設したプロフィットマネジメント室主導による最適生産体制の推進、有利購買の実現、リスク分散による原材料及び調達ソースの多様化対応、物流の効率化、ITシステムの活用による業務改善等を3年間かけて対応してまいります。

 「環境競争力の強化」
 当社グループは、2020年に「北越グループ ゼロCO2 2050」を策定し、2050年までにCO2排出実質ゼロを達成するため、更なる環境競争力の強化を推進しております。中計の3年間においては、更なるグリーントランスフォーメーションの推進によるグループ全体のCO2の排出量削減や、社有林等の育成および管理による生物多様性の保全などを推進してまいります。

 「安全競争力の強化」
 当社グループは、2022年度、安全衛生の国際規格ISO45001の認証を国内紙パルプ業界で初めて取得するなど、従業員が安心・安全かつ活き活きと働くことができる職場づくりをすすめております。

「サステナビリティ(ESG)活動推進」

 中計の策定においては、国際規格等を参考に社会からの要請・期待や事業における重要度を精査しマテリアリティ(重要課題)の見直しを実施するとともに、サステナビリティ活動推進目標を定めております。
 また、グローバル化による経済発展の一方で、格差や貧困の拡大、紛争の勃発等、人権尊重に関する問題が顕在化し、企業が事業活動を行うにあたり人権尊重の取組を推進することを求めております。当社グループでは 、国連グローバルコンパクトへの署名及び北越グループ人権方針の制定を行うとともに、人権デュー・ディリジェンスの実施に向けた対応を整備するなど人権尊重の取り組みを進めております。

こうした取り組みを進めることで、当社グループの企業価値を向上させ、より一層ステークホルダーの皆さまに信頼される企業グループとして、次世代を見据えた進化と成長をめざしてまいります。

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